【解説】クランヴィアデリート

何かこの間もクランヴィアの記事書いてたやん!

って思われてそうですが、ゴールデンウィークに行われたドレミCS2連戦で使用して2日ともベスト8以上に食い込んだおかげか「構築やプレイを教えて欲しい」といった声を少しずつ頂く様になったので、前回までの【雑記】とは別にしっかりとした記事を書いてみようと思った次第です。

今回は投入カード1枚1枚の解説です。

 

 

 

~構築~

 

こちらがドレミ1日目で使用した構築と戦績です。

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そして、こちらが2日目の構築と戦績です。

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ほとんど構築に差は無く、ハンデス呪文がロストマインドかロストソウルかの違いです。

 

 

 

1日目に関して言えば、びっくりするくらいロストマインドが刺さる対面と当たらず持て余すことが多かったです。

一見ロマノフループ相手にはとても刺さりそうに見えますが、相手はこちらのキーパーツを落とすためにウォズレックの審問やルソーモンテスを連打したりしないといけない為、思ったより手札の量が少なくなりやすいんですよね。そして、ルーターが多めに採用されているということも有りそこまでロストマインドは有効札と言えませんでした。

 

 

 

元々はチェンジザ対面を意識して採用していたカードですが、刺さらない対面の方が多い為、幅広くカバー出来るように翌日のCSはロストソウルにしようと決めました。

 

 

 

そして、迎えた2日目のCSですが、結論から言うとロストソウルを一度も使いませんでした。クランヴィアの下に埋まらず、その他踏み倒し系カードからも一切捲れず、挙げ句の果てにロストマインドから変えた途端に白零鯖と当たる始末……。

 

 

 

それでも、当たった対面(鯖、ロイザー除く)だけを見ればロストソウルにして正解だったとは思います。

 

 

 

本当に稀有な例ではありますが、ティラノリンクを通すためにこちらの頭数を並べないといけない場面もあるので、そんな時にホーガンから出てきたデスカールが役に立つかもしれませんし、チェンジザを意識した時にキリモミクランヴィアからロストソウルを打てればロストマインドとターン数自体は変わりませんので大きな問題では無いと判断しました。(鯖対面の時に手打ち出来るかの差は感じましたが、、、)

 

 

 

さて、ハンデス呪文の解説だけでかなり時間が掛かりましたがここからが本題です。

ざっくりですが、一枚一枚の採用理由等を解説していきます。

 

 

 

《キリモミヤマアラシ

核。問答無用の4投。ガチャから捲れるとめちゃんこ萎える。

昇チュー拳じゃダメ。

 

 

 

《終末の時計ザ・クロック》

最強。ミラダンテは知らないです。盾から捲れれば勝利へ繋がりやすい受け札。ティラノリンクノヴァとの相性がとても良いカード。

キリモミクランヴィアからのティラノリンクノヴァをキメた際、盾からこのカードが出ればほぼ勝てるという安心感!

又、相手ターン中にスペルブルーやホーガンブラスターからティラノリンクノヴァが捲れた場合基本的にはこのカードを踏ませるだけで勝てます。

赤白対面で相手がプーンギしか並ばないといった様な事故気味の時は殴り返しを意識させる為に3ターン目に彼を立たせてやる事もあります。

 

 

 

《スニーク戦車オーリー/トゲ玉キャノンボール

新弾発売後、赤白轟轟轟やミッツァイルといったプーンギを採用したデッキの母数が多くなってしまった為、キリモミクランヴィアが1~2ターン遅くなってしまうという現象が起きました。

それを解消すべく、プーンギの入った対面に除去されにくいオーリーを採用しました。(轟轟轟ブランドから焼かれたら諦めて下さい。)

メリットは上記の通り呪文メタに引っ掛からずにクランヴィアをSA化させる事が出来るという点ですが、反面デメリットも目立つクリーチャーです。

4ターン目にSAクランヴィアを作る=オーリーで相手に1点与えなくてはならないので、その1点からクランヴィアを止められる(除去される)何かを踏んでしまったら本末転倒です。

例えば、最近の赤白轟轟轟で言えばKAMASEだったり時々見掛ける仰ぎ見よだったりします。

ですので、かなり状況を見て使用を考えるカードではありますがキーカードで有ることには違いありません。

時々ですが、呪文面がメメント下の生き物を一掃してくれて助かる事もあります。

 

 

 

《ゼノシャーク/クリスタルメモリー

2~3枚投入推奨。

速度の速いデッキ相手にこれを踏ませると返しにそのままキリモミクランヴィアを決められたりと強い所しか無いカード。

個人的に好きな動きが、クランヴィアを召喚するもオールデリートもティラノリンクも埋まらずにアクションを起こさず棒立ちのクランヴィアが居たとして、仮にそれが除去されずにターンが帰って来た際の事。この状況でクリスタルメモリーを打つと、キリモミヤマアラシ&クランヴィアのセットを1ターンでサーチ出来る為、次にターンが帰って来たら強めの動きを取れますので覚えておくことをオススメします。

意外と黒緑ドルマゲドン対面だとこのプレイを行う機会が多いです。

 

墓地ソース対面になるとこのデッキはほとんど機能しなくなる為、クリスタルメモリーからお祈りホーガンブラスターをサーチ出来たりと本当に柔軟性の高いカードです。

 

ゼノシャークに関しては、ハンデス対面で立たせる事により相手に「手札にキリモミクランヴィアパーツが揃っていないからゼノシャークを立たせた」or「デモンズライトのこと忘れてるのか?」と思わせる事も出来、プレイの優先度を

ゼノシャーク除去>ハンデス

と優先させる謂わばブラフ的な使い方も出来るので一概にもビート要因という訳ではありません。

 

高くて買えないよって方は最悪普通のクリスタルメモリーでも問題はありませんが、その分ヴォルグサンダーへの耐性が下がると思って下さい。

 

 

 

不夜城艦クランヴィア》

説明不要のキーカード。

結構忘れがちなのは、手札から唱えた呪文はクランヴィアの下に送られるということ。これを覚えておくと、クランヴィアのいる状態でホーガンブラスターを手打ちすると2回ガチャを回せるといったお得情報も頭に入ってきます。

あまり無いですがクランヴィアが場にいる状態でテックを打つだけでドルマゲドンは解体されます。

このカードに関する特別なプレイングは有りませんので、豆知識だけ。

 

下に呪文がある状態でカード指定除去(落城等)を受けるとクランヴィアのみ指定の領域に移動しますが、クリーチャー除去の際は呪文も指定のゾーンに移動するらしいです。

又、魂穿つを打たれた場合クランヴィアは当然表向きで盾に貼り付けられますが、呪文の向きは決まっていないそうで、ジャッジに任せるとの事でした。ちなみに、参加したCS中の裁定は呪文も表向きににするとなりました。

不思議なカードなので、もしトラブルが起きそうだと思ったら気になることを事前に事務局に聞いておくと良いと思います。

 

 

 

《貝獣マーデク/クラムダンク》

ルーター。デッキのエンジン。

クラムダンクを打てるかどうかで勝率が大きく変わるので全力で引きましょう。

マナ置きまでもがこのカード1枚に全て掛かっているので引けなきゃ苦しいまで言っても過言ではありません。

しかしながら、先述の通りプーンギを出されるとクラムダンクを打てるターンも1ターン遅くなってしまう為、現在4投しているこのカードの比率を若干下げてゴンパドゥやシークレットクロックタワーに差し替えるか検討しています。

余談ではありますが、過去に赤青覇道相手にティラノリンクノヴァを打つもクロックが出て来てクランヴィアの攻撃が通らず、返しにシャッフで4宣言されてしまいトドメをさせないなんて状況を作られた事がありますが、キリモミマーデクで対抗したという実績もある為、クリーチャー面を使う可能性も頭に入れておきましょう。あと、何気にスマッシュバースト持ちのST獣です。赤白対面ではよく場に出ます。

 

 

 

《アクアスペルブルー》

ガチャカード。

深いプレイは無いですが、朱雀やハンデスといった対面では手打ちをする機会が多く割と重宝するカードです。

又、ハズレ呪文を捲ったとしても空打ちしてドローの質を上げたり、逆に手札にキリモミクランヴィアが揃ってる状態でこのカードからハズレカードを捲った際は唱えずにそのまま上に置いておきましょう。こうすることによって、オールデリート等の当たりカードを引かないようにケア出来ます。

 

 

 

《テック団の波壊GO!!》

同型メタ&赤白用。色基盤としてもgood!

こちらも割と説明不要の部類。個人的にはどのタイミングで捲れても強いカードと思っていますが、欲を言えば色基盤を整える為に初手で1枚は引いておきたいカードですね。

 

 

 

《ホーガンブラスター

最強。墓地ソース相手の貴重な勝ち筋。時々デスカールが湧いてくる。

 

 

 

《デスカール/ロストソウル》

冒頭の通りの為割愛。

最近はこの枠をスパイナーに変えようか悩み中。スパイナーにすると盤面を荒らしつつクランヴィアとクロックを蘇生出来る。

 

 

 

《オールデリート》

説明無し。

オールデリートを打ったからといって直ぐに片付けるとジャッジキルをされる可能性がある為、相手に勝敗確認をはっきりしましょう。

 

 

 

《ティラノリンクノヴァ》

サブウェポン。クランヴィアから適当に投げておくと気が楽になりますが、対面によってはクランヴィアのアタックが貫通しなかった場合に逆にこちらが即死に至る可能性があるので注意。

特に、ゴクガサイクルやムカデループといったデッキ相手には慎重に考えてからプレイします。

ハンデスカードを積んでいる相手には早い段階でマナに埋めましょう。現在の構築だと赤が10枚しか無いため、引いたら埋めておくくらいで良いです。

 

 

 

~構築から削ったカード~

 

①超次元リバイヴホール

理由:クランヴィアからクランヴィアが捲れた際に打てれば強いとは思いますが、割と自由枠だと判断した為、ハンデスカードを優先。

 

②超次元ストームホール

メタクリーチャーを焼きつつ、封印調整が出来るのは強いと思いますが、必須カードでは無いと判断。

 

③インビンシブルテクノロジー

これを打つことによりほぼ確定ガチャを作成可能。

しかし、打ったターンに勝負は決まらない為入れてもピン。

 

④卍獄殺

墓地ソース相手にGTをいなせる貴重なカード。

案外クランヴィアから投げても強いですが、対面と状況に左右されやすい為見送り。

 

 

 

以上が構築の解説です。

 

 

 

個人的に思う自由枠は

・ロストソウル

・スニーク戦車オーリー

 

枚数要調整枠は

・クラムダンク

・ゼノシャーク

・ティラノリンクノヴァ

 

 

 

どこまで突き詰めてもこのデッキは運要素がかなり強いですが、構築やプレイ次第でその運要素を運だけと片付けられないくらいにケアをする事は出来ます。

 

 

 

ちなみに、ゴールデンウィーク中にTwitterで「クランヴィア」とエゴサを掛けましたがCSでの入賞報告はありませんでした。

しかし、使用者は増えている様なのでこのデッキを今後使おうとしている人に一言。

強いプレイヤーの多いCSでは握り得です。ガチャ関連のカードは相手にシャッフルして貰う=相手のカット力が直に反映されるから。

 

 

 

 

各種対面に関する記事は少し古いですが、前々回辺りから書いてあったと思うのでそちらを参考にして下さい。

 

 

 

それでは今回はこの辺りで終了とさせて頂きます。

 

 

 

こちらの記事を読んだ上で質問がある方はTwitterからDMを下さい。

 

 

ではではノシ