いま書いてるAmazonプライムで観れる映画の記事は一旦置いておいて、先週札幌で行われた「第1回ドレミCS」に参加した際に使用しベスト8となった「デシブコゲイルヴェスパー」について説明記事を書きます。
解説記事ではなく説明記事となっている理由ですが、DM系動画・ブログの大手様が紹介して下さった(取り上げて下さった皆様ありがとうございます)各種コンテンツ内にて、ある程度デッキ内容を解説して下さったので自分はTwitter内でよく見掛ける「何故このデッキを使ったのか?※特に、シャコやユニバースを選ばずにデシブコを採用した理由」、「デッキの美点と弱点」を主に書き記していきます。
正直なところ、ここまで反響があるとは思っていなくて嬉しくなって筆を走らせました笑
【①何故このデッキを使ったのか?※シャコやユニバースでは無い理由】
正直、このデッキを見たときに誰しもが思うことですよね。
自分が使用者側で無ければ「この人シャコ買うお金無かったのかな?」くらいにしか思いませんし。
むしろ、「シャコでいいじゃん、ユニバースでいいじゃん」といった反応は正常な反応かと思います。
では、何故デシブコを使ったのか?
それは、とっても簡単な理由です。
ただ単にデシブコグーチーパをトーナメントシーンに持ち込んでみたかったから。
札幌の方々は、自分が今年度入ってから8割程度の割合でCSで青緑ゲイルヴェスパーしか使ってないことはご存知かと思います。
なので、経済面でシャコガイルを使っていないという訳では無いんですよね。
そもそも、何でこんな記事書いているのかというと、特にデッキに対する批判や罵倒が目立ったというわけでは無いのですが、真剣に「ゲイル使う上でシャコやユニバースでは無い事に対するメリットが分からない 」といったツイートを見掛けたので回答しておかないといけないかなぁと思った次第です。
あと、Twitter等を見て1つ思うところもあるんです。デッキ全体のバランスではなくて、フィニッシャーの事しか考えてない方多いのでは…?と
※これに関しては②にて詳しく書きます。
元々、ドレミCSで使うデッキは何が良いか悩んでる時にTwitterでアンケートを取ったらリプライで「ゲイルヴェスパーでデシブコ並べてみませんか?」といった提案があったので形にしたのが今回の経緯です。
(ちなみに、一番票を集めたのはジュヴィラユニバースでしたが諸事情によりカードが足りず握るのは断念し、次点で票を集めた青緑ゲイルヴェスパーを会場へ持参しました。)
CS翌日にTwitterにも書いてますが、今回のドレミCSって「CS新規の方でも参加しやすいCS」を目指して運営の方々が頑張ったCSなんですよね。
大会告知等の運営さんの頑張りのおかげ+参加費が安かったり、参加賞を配った影響か大会当日は比較的低年齢層のプレイヤーや、デュエ祭しか参加しない様な層がちらほら確認出来ました。
トーナメントシーンであることは重々承知の上ですが、自分としてはどうも小さい子やCSに出たことの無い層にソリティアからのシャコガイルムーブをすることに(カジュアル層は割とループやソリティアを嫌いやすいという実体験が頭を過り)抵抗が出てしまい悩んでいたところ、デシブコの存在を思い出し店内で購入、他のプレイヤーからレンタル&寄付を受けて4枚集めて参加という流れです。
(やること自体はほぼソリティアですがじゃんけんってエンタメ要素高い&出たばかりのカードだから楽しんでもらえるかなぁと思ったのもありますね。)
長くなりましたが、色々な要因が絡まった結果こういった流れになった次第です。
ここまではカード性能がほとんど関係の無い話ですね。
では、②美点と弱点にて、シャコやユニバースとの差別化が図れてる点を説明していきます。
【②美点・弱点】
両方を交えて説明します。
・色事故が少ない。
→デシブコは無色の為、シャコやユニバースの様なゲイルナハト中に対応色が落ちずに召喚出来ないといった状況は無いです。
・メメント守神宮下ではエターナルΩ&バトルに負けない効果持ちの大型ブロッカーとなる他、デデカブラやデスマッチにもバトルに負けない効果付与出来るのも強いですね。
・現環境、チェンジザダンテが非常に流行っています。そこを取れないデッキをCSで握るのは厳しいと判断しました。
ゲイルヴェスパーには超次元&革命チェンジ潰しのデスマッチビートル、ミクセル回避のプラントボやコレンココタンク&ゴデンジャーがある為基本的に不利は付きにくいのですが、どうしても気になる点が2つありました。
1.シャコ軸にすると、受け札兼色基盤のクロックがダンテで止まってしまいます。そうなると、頼みの綱のナチュラルトラップもチャフで止められる可能性が高いです。
又、基本的にはメメントが抜けてますのでより防御面に不安があります。
2.轟轟轟&チェンジザダンテ&剣読みでメメントを入れると、フィニッシャーはユニバースになることが多いと思います。
ユニバース型だと、それこそダンテ着地だけで詰みかねないんですよね。例えデスマッチでダンテを処理出来たとしてもです。
更に、札幌で比較的使用者の多いデスザークデッキに対してはユニバースフィニッシュを狙うことは厳しいです。朱雀でタップイン&兎ハンデス、ドゥポイズ連打と辛い部分が多いです。
→デシブコグーチーパには上記二点をケアできるポテンシャルがあります。
1.→色を気にせずとりあえずメメントを入れる事が出来ます。又、11マナとあまりに巨大な為基本的にダンテを意識せずに展開出来ます。長期戦となった時にメメント&デシブコが並ぶとチェンジザ側は基本的には物量で攻めるしか無くなってしまいます。
2.デスザークデッキに対してのゲイルヴェスパーの勝ち筋ですが、ゲイルナハトルートに着地出来ないことが多く、ジュランネルビートへシフトすることが多々あります。
それでも、ドゥグラスやグリギャンに阻まれて直ぐには攻撃が通らないのでじり貧になりやすいです。
そんな時、デシブコを召喚できればワンチャン突然のEXwinを引き込めます。
■VANモアイブラッキオ(以下緑単)との比較
→デシブコとの共通点かと考えているのですが、どちらもフィニッシャーが1つでも欠けた段階で厳しくなってきます。
勿論、緑単軸のフィニッシャーは対面によっては1枚で詰ませることもあると思います。(ナハト無しでも対面に合ったクリーチャーを出すだけで勝てたりする。)
しかし、デシブコの場合は己のじゃんけんのみで勝利を掴みとることが出来ます。
つまり、返せる可能性を与えずに1枚で勝つことも出来なくはないです。
ここまで読んで疑問に思われた方もいるかと思いますが、チェンジザに有利取れるように作ってあるのにCSではどうしてチェンジザに屈しているのか?
実は、予選も本選も同じ方のチェンジザと当たったのですが、タッチ赤といったカラーリングでしてムシャホール採用型だったんです。(ベスト4なのでどこかにレシピ載ってるはず、、、)
なので、ムシャホールでデスマッチを焼かれつつ勝利のリュウセイカイザーを立たされるという最も厳しいムーブをされたのが敗因です。
あと、デシブコ自体の大きな弱点は
・シャコやユニバースと違って確定勝利は掴めない。
・1ターン目にデシブコをマナに埋めたいけど、埋めるとデデカブラ等を出せないという事。(クロックもメメントも同じですけどね)
あとはよくある質問で
Q.轟轟轟辛くない?
A.楽ではないですが、デスマッチで轟轟轟ブランドと2ターン目以降の肉汁を抑えられる(2ターン目以降に肉汁沸くかはさておき)、メメント踏んで貰えたら余程の事が無い限り負けない。といった強みがあるので、正直なところガン不利とまでは言えないです。
Q.マンハッタンで詰むのにゲイル使うの?
A.割り切りです。当たったら全力で先攻取ります。
一先ずはこんなところです。
デシブコをトーナメントシーンで使う事に疑問を抱く人は多いと思いますが、自分は大会に参加する際【お互い楽しんでデュエルする】という事に最も重きを置いてます。
デシブコの効果で負けると苛立つ方も少なからずいらっしゃるとは思いますが、刹那的にでも楽しめる時間のある効果だと考えてます。
(この効果ってある種のコミュニケーションですよね。)
ジョークカードに分類されるとは思いますが、使用者のアイディア次第で幾らでも化けることの出来るカードです。
この記事を読んで興味を持たれた方。きっと楽しめるはずですので、是非一度このデッキで遊んでみてください。
長くなりましたが、ここまでご覧いただきありがとうございました。