札幌圏で新規CS開催をご検討されている方へ【前編】

皆様いつも大変お世話になっております。

北海道でプレミアムミックスCSを主催しておりますスピンホイールと申します。

 

札幌及び石狩圏域でCSを開き続けて約4年弱、他CSの運営経験から計算すると約5年継続的にCSに携わっています。

 

本稿は『新規開催をお考えの方』へ向けた記事(前編)となっています。


プレイヤーの方がお読みになられた場合でも札幌圏の実情を知ることができ面白い(?)かもしれません。

 

話題の都合上、堅い文章になりますがご了承ください。


本稿を執筆するに至った経緯

 

北海道にお住いの皆様は感じていらっしゃるかもしれませんが、ここ1年でひと月あたりの北海道のCS開催数が大きく増加しています。

 

最近では多くの方からCS開催に関する相談を受けるようになりました。

 

相談を受ける内容に多少の差はあれども共通した質問が多く、「大会申請の仕方がわからない」「システムの仕様を知りたい」「大会はどのように企画しているのか」「ジャッジとのやり取りについて知りたい」等、ある程度マニュアル化した回答をお伝えできることに気が付きました。

 

ですので、本稿にてそれらをまとめ、今後新規で大会開催を検討されている方の参考になることができればと思い執筆するに至りました。

 


北海道のCS開催の歴史

 

冒頭でCS開催数が増えたと記載いたしましたが、厳密には”CSを開催する店舗数”が増えています。

 

2020年~2022年までの3年間で北海道(札幌圏)で毎月定期開催されていたCSは大きく分けると2大会ありました。


①ドレミCS
②プレミアムミックスCS

 

そこに年に数回の不定期開催枠で、 札幌CS、おやつCS等のCSが開かれている状況でした。

 

2020年以前は、札幌CS、みついCS、TSUTAYA琴似CS、カードラボCSが定期開催され、年に2回お祭り枠でリシアCSが開かれていた印象です。最古のCSでは北海道CSという大型大会が開かれていました。

 


北海道のCS開催の現状


 そして現在ですが、昨年5月に新型コロナウイルス感染症感染症法上の位置付けが第五類へと移行し、これまで課せられていた制限が緩和されたことや、世間の新型コロナウイルスに対する位置付けが変わったこともあり、各店舗(主催者)が積極的にCSを開催するようになりました。

 

いま札幌圏で定期開催されているCSは以下の通りとなっています。

 

みれどCS
LICIA RUSH EXTRA
フルコンプCS

ブックオフ札幌南2条CUP
プレミアムミックスCS

 

最近ではそれらに加えて、ぴりかCS、ブックオフ宮の沢CUP等、様々なCSが開催され始めました。これら2つのCSは将来的な定期開催を目標にされています。

 

札幌圏から離れると、
ブックオフ恵庭バイパスCS、釧路CS(HOPE杯)、ブックオフ旭川永山CS、MANA CS(北見)等の大会が盛り上がりを見せています。

 


札幌圏での大会申請について


先程述べました札幌圏で定期開催されている団体は5団体、そこに最近追加された団体を加えるとなんと7団体がCSを開催できる状態にあります。

 

ここで簡単にCS開催の基本情報をお伝えします。


①CSを開催するには、公認店の協賛が必要。
公認店がCS開催店舗として認められる為には一定の条件を満たす必要あり(今回は本題から逸れる為詳しい話は割愛します)。


②1店舗につき大会は2回/月開催可能。CSとファンイベントでそれぞれ2回/月ずつ=計4回/月、イベント開催可能。

つまり、基本的には《団体数×2回》がその月のその地域のCS最大開催回数となっています。
※しかし、その団体が複数の店舗から協賛を受けることができた場合は協賛店舗数×2回がその団体の開催キャパシティになります。1団体で2店舗からの協賛を受けていたらそちらの団体は月にMAX4回開催可能ということです。

 

現在、札幌圏だけでこれだけの数のCS開催団体が存在する状況ですが、こちらの画像をご覧いただくと分かりますように札幌圏域でほとんどCSが被ることがありません。


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今年の1月の履歴です。(画質が悪くて申し訳無いです…。)

 

稀に同日同時間帯に重なったり、はしご参加できるように若干時間をずらしての同日開催ということもありますが、少なくとも今年に入るまではかなり均衡が保たれた状態であったと言えます。

 

これだけの団体が存在するにも関わらず、上手く大会日程が組まれていることには理由が存在します。


それは『各団体の代表が集まりスケジュールを密に調整しているから』です。

 

CSを定期開催している主催者がオンライン上に集まり、それぞれの団体が毎月の都合や想定等を報告し合います。

 

報告の中には、開催日時、会場の場所、開始時間、規模等の情報が含まれ、更に譲歩できる要素と、譲歩できない要素等を確認し合っています。

 

法人都合で調整の難しい大会も存在するかと思いますので、その辺りも含めて各月大会申請の優先度なんかも話し合っていたりします。

 

その上で、極力大会が被らないよう調整しているといった流れです。

 

札幌圏は大会開催団体が多い為、各主催者がプレイヤーにとっても団体にとっても不利益を被らないよう極力配慮した大会環境を作り上げていました。

 


新規で大会を開く場合はどうするべきか


前項を踏まえた上で、大会を新規に開く場合は誰に相談するべきかといったお話ですが、まずは私に一声掛けていただけますと幸いです。

 

初めの頃は私経由で主催者グループとのやり取りを行い大会日程の調整を行わせていただければと思います。

 

新規開催の方は大変失礼ではありますが、カードショップ関係者の方で無い限りはその方の素性の確認(大会を適切に運営可能な方であるか等)をさせていただきます。実際に大会を開催され、その後問題無いと判断した場合に主催者のグループへ参加をお願いしております。


北海道のCSシーンでは過去に様々な出来事があり、それらに関してはシビアに動かせていただいています。

 

もちろん、これは札幌圏におけるローカルルールであり強制されるものではありません。

 

私のエゴかもしれませんが、お互いに歩み寄ることにより、お互いの大会をより安心して開催できるようになるのではないかと考えています。

 

今後新規で大会を開催される個人主催の方はご協力いただけますと大変ありがたく思います。


法人の方は、一個人からご協力を無理強いはできませんので私の方からご担当者様へご挨拶にだけでもお伺いできればと思います。

 

後編では、実際の大会申請に纏わるシステム的な話や、認定ジャッジとのやり取り、私の主催としての経験談を事例として紹介させていただきます。